日本の歯科のレベル…。

今日は日曜日なのに働いてます。働かないと大好きな旅行に行けないから頑張ります。^_^;

私は今現在、中国と日本で診療している歯科医師です。日本ではかかりつけ歯科医院の担当歯科医師からの紹介のみをお受けし、治療して担当歯科医師に戻す。というスタンスでやってます。つまり、『いきなり診て下さい。』って新規の患者さんは来ません。

このようなシステムはアメリカが進んでいます。専門医制度があるからだと思います。

こんな感じの顕微鏡(マイクロスコープ)を使いながら診療します。ドイツで有名なカールツァイス社のもので使い易いです。

中国で診療していると海外に住んでいる日本人の発言で、『中国の歯医者なんか怖くて行けない。』とか聞くんですよね。まあ、言いたい事はわかりますが、日本の歯科医療レベルって実は高くないですよ。中国でも海外で勉強した歯科医師が教育をしているところであれば日本より上のレベルの治療が受けられる可能性はあります。細かい部分で言葉の問題などがあるかもしれませんが…。

タイやマレーシアなどの先生とも交流しましたが、大体海外の歯科医師は英語が出来ますからワールドスタンダードな知識や情報が得られます。日本人は私も含め英語が苦手です。さらに良くも悪くも健康保険制度があるため、下手したらかなり酷いレベルの治療が出回ってます。日本は技術があると思いがちですが、グローバル化やインターネット、発展途上国の台頭によりかなり状況が変わってきています。

某大学病院で根の先を切る手術を受けたが、治らないため紹介されてきた今日の患者さんです。かわいそうですがしょうがないです。歯があまりにも失われているためダメ元でチャレンジするか?抜くか?を担当医と相談するようにご説明しました。口腔外科でやる方法は昔の術式なので成功率は50%位しかないんですよね。アメリカの専門医レベルだと成功率90%超えるのですが…。そもそも手術した理由は、最初の根の治療が上手くいかなかったためであり、先進国と日本とでは雲泥の差があります。

正しい情報ってなかなか得られないですし、見分けるのが困難ですから大変です。たまたま自分は歯科医師なので歯科の事はわかりますが、他はど素人なので良いようにやられた経験が沢山あります。私個人的な経験では生命保険の営業とか会計事務所とか内装関係とか酷い人いました。ちゃんと相手の事を考えた仕事をしている人って少ないと思いますし、そもそもその人が気づいてないんですよね。多分悪気はないんです。だから余計辛い…。

日本でも歯の治療を変なところで受けると悲惨な思いをします。私は日本が好きですが、敢えて批判的に書きます。何でも日本が一番とか思わない方が良いです。また、保険診療が良いシステムだとも誤解しない方が良いです。完全批判はしませんが、一長一短です。

こんな感じで取り留めもない話をブツブツ書いていますが、日本を海外から見ると色々と気づきが得られます。そんなわけで私は海外旅行が大好きです。

 


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